▼ 四字熟語の対策法(3)四字熟語ノートの作り方・使い方
「四字熟語(よじじゅくご)」
○意味:
漢字四字で構成される熟語・成句。
(意味は、特に指示がない限り「大辞泉」より引用)
そのクリックが支えに!! →→
●覚え方、勉強方法:
四字熟語の覚え方については近道はなく、一つ一つの意味を
丁寧に理解することが結局は一番の早道だと何度か述べてきました。
その際に、以下のようなノートを作り、覚える際に利用すれば、
私の経験から、効率的に飽きずに学習できると考えています。
そして大体3等分した線を引きます。
それから、漢字検定2級に出題される四字熟語の候補を、1行おきに
五十音順で書き出していきます。五十音順にしないと後で任意のものを
確認したい時、どこにあるか分からなくなってしまうからです。
四字熟語の候補は『漢検四字熟語辞典』から拾い出して
いくのがベストですが、数をしぼりたいかたは各社の問題集に付いている
厳選された100~200個でも悪くはないでしょう。
今回、私もナツメ社の問題集を参考にしました。2級初出の漢字だけでなく、
3級、4級初出の漢字が含まれた四字熟語も重要な候補としているようです。
ノートの1段目にまず四字熟語を書きます。ここでは全て漢字ではなく、
上2字と下2字のどちらかで、問題に出題されそうな方、すなわち
難しい漢字が含まれる方をひらがなにします。ただ、どちらにも難しい漢字が
含まれている場合があるので、その時は例外扱いします。
下の例では「安寧秩序」を、「安寧ちつじょ」でも「あんねい秩序」でもなく、
「安ねいちつ序」としました。
振り仮名は好みに応じて付けてください。
ノートの2段目にその四字熟語の意味を書きます。辞典には詳しい意味が
書いてあることがありますが、自分が理解できる程度に簡潔に書いてよいです。
ノートの3段目にその四字熟語の漢字を書きます。
今回は4字全て漢字です。
これで第一段階は終了です。
第二段階は、覚える作業と、覚えていないものについては追加の書き込み作業です。
まず四字熟語と意味を覚えているかを確認するために、
2段目と3段目を紙か何かで隠して、1段目だけを見ていきます。
次に2段目も見えるようにし、3段目のみを隠します。
この時、2段目の意味を見て、意味を理解していたか確認し、同時に、
意味を見た上で四字熟語が思い出せるかを確認します。
これを1つ1つの四字熟語に対して行い、とりあえず1回転させます。
その際、もう確認作業をしなくても大丈夫というものがあれば、
その漢字の上に○を付けておきます(下の画像参照)。
次に、記憶を補強するための書き込み作業です。
当たり前ですが、自身が理解していることまで書き込む必要はありません。
2段目の意味については、最低限覚えなければならない箇所を
色付きのペンやマーカーで強調します(下の画像参照)。
3段目の四字熟語については、それぞれの漢字の意味を
右横に書き出します。普通の辞書を見てもいいでしょうが、
『漢検四字熟語辞典』から調べたほうが早いと思います。
4字の漢字全体の意味を理解するには、まず1字か2字の漢字の
意味の理解からです(下の画像参照)。
この書き込み作業は独立して行ってもいいし、確認作業の2回転目と
並行して行ってもいいと思います。
あとは全ての四字熟語の上に○が付くまで回転させれば完了です。
ただ、漢字がバッチリでも、意味だけが覚えられないというものがあると
と思います。現在の検定では、意味は提示された候補の中から選ぶ
形式なので、最低限、プラスイメージの熟語か、マイナスイメージの熟語か、
どちらでもないかを覚えておけば正解にたどり着けるケースもあると思います。
なので、私はどうしても覚えられないものについては四字熟語の上に
「+」「-」「±」記号を書いていました(下の画像参照)。
もちろん、全ての四字熟語がプラスやマイナスにきれいに分けられる
わけではありませんが。
以上が私の四字熟語ノートの作り方、使い方です。
誰かの何かの役に立てば幸いです。
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